think outside the box

たわいもない斜めの視点

THA BLUE HERBとオーディエンス

人にはメンター(師匠)と呼ばれる人が存在することが多い。

親だったり、先生だったり、先輩後輩だったり、歴史上の人物だったり、どこかの企業の社長だったり。

筆者のメンターの中にはこの人達の名前は外せない。
    【THA BLUE HERB

北海道出身のラッパー。


日本語ラップは敬遠している人が多い。
事実ラップという文化は日本には会わない気がする。
disるという言葉は最近流行ってはいるが、人をけなす文化は元々あまり日本には向いていない。

でも、このブルーハーブは聞いているとむしろ自己啓発に違い。
リリック(歌詞)を読んでもらえばわかる。
一見、ネガティブな表情はある。メロディも明るくはないし、陰な部分も多々ある。
でも、人間なんて陽な部分だけで生きてるわけではない。
リスクヘッジの為に必ず陰な部分が存在する。
そのわずかなポジティブを最大限に言葉で表現してくれている。
f:id:naru_kick:20160323221314j:plain


先日、ライブに行った。

筆者はこれを説教として聞いている。
無数に散らばる言葉の数々を拾いあげて、自分の心にインプットさせていく。

 


まだ何も成し遂げてはいないからやるべき事はたくさんある。
めんどくさかったり、壁があったり、選択できなかったりする時もある。

そんな時にブルーハーブの言葉が頭をかすめる。

(言い訳や負け惜しみを堪えてやるべきことをやるんだよ。)

僕は言葉が大好きです。
それは本も歌も変わらない。

でもブレイクスルーを起こすのは自分しかいなく、他の誰でもない。

ライブで途中から騒がずに、自分と向き合い始めるのはブルーハーブ以外にはない経験。

ライブ終わりの途方もない充実感と、心地良い疲労感は感謝という言葉でしかなく、糧という言葉に近い。

素晴らしい時間の連なりに、ありがとうございました。



監獄ラッパー B.I.G. JOE 獄中から作品を発表し続けた、日本人ラッパー6年間の記録